光峯の織物美術展 作品紹介
光峯の織物美術展
織物美術家・龍村光峯のお仕事
展示作品「太陽鳥」の紹介です。
ちゃんと展示したのは初めてです。
銀座ギャラリーあづまにて、3月8日まで。
太陽鳥
超古代、東アジアからベーリング海峡を経て南アメリカ に至るまで、モンゴロイド系の民族の歩いた道に、「渡り烏」の伝説が伝えられている。
特に東方アジアのいわゆる「三足烏」は月に於ける兎と同様に、太陽に在って蘇りの象徴となっている。太陽が朝、東から出て、夕べには西に沈み、明くる日再び現れることから、
「再生」の意味が生じたのであろう。我国では古神道に於いて、熊野神社の祭神として尊崇されている。
本品は、特に韓半島に於ける古代の「三足烏」にヒントを得たが、近年のキトラ古墳の例のように、古代東方アジアの海と陸しかなく国境などに分け隔てること無く平和裡になされた国際交流の有様をいきいきと伝えてくれている。「三足烏」が今また平和な国際文化交流の象徴として蘇ることを祈って、錦上に織り込んだ。
龍村 光峯
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