龍村周プロフィール

当代 龍村周(たつむら あまね) 

錦の伝統織物作家、書道・篆刻・陶芸作家。

1974年生まれ、京都府出身。東京造形大学卒。

創業1894年。

株式会社龍村光峯/代表取締役(2012~)

一般財団法人日本伝統織物研究所/代表理事(2019~)

同志社大学プロジェクト科目嘱託講師(2010~)

歴史文化工学会理事(2015~)

京都市伝統産業「未来の名匠(西陣織)」に認定(2018)

国際日本文化研究センター共同研究員(2021)

「東アジアのMultidisciplinary Scienceとしての本草学の再構成-実物検証を伴う文理融合研究の新展開-」


曽祖父:初代龍村平蔵(号・光波)

祖父:二代龍村平蔵(号・光翔)

父:龍村光峯(織物美術家)


展示会

2007 加賀友禅と京都の錦展 フランス・ナンシー

2009 光峯の光の織物展 九州国立博物館

2010 龍村周展-錦の伝統織物 松栄堂ギャラリー・京都

2011 龍村周展-錦の伝統織物 銀座ギャラリーあづま

   京都・フィレンツェの伝統を未来につなぐ職人技「時の贈りもの」展に出展

(京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ、GUCCI銀座)

2016 龍村周展-箔を織る 福寿園ギャラリー、銀座ギャラリーあづま

   錦の美と光-光峯の織物美術展 明治記念館

2017 龍村周織物展 燕市産業史料館・新潟

その他多数


シンポジウム・講演

2011「シンポジウム これからの手しごと」に出演 (京都芸術劇場春秋座)

第15回伝統フォーラム「伝統新時代」に出演(京都新聞社文化ホール)

2013 「錦の美」 プリンストン大学、バークリー音楽大学

2016 「錦の美」外務省「日本ブランド発信事業」の海外派遣に織物の専門家としてインドへ派遣、デリーとバラナシにて講演。

2017 「伝統的先染紋織物の復原事業」ジャパンソサエティーロンドン主催事業。

2019 「錦」~アジアの伝統織物の保存と研究 国立故宮博物院・台湾

その他多数


復元事業

国宝阿須賀神社伝来「赤地牡丹唐草文錦」(室町時代)の復元 日本伝統織物保存研究会


織物文化事業

・織物文化サロン

・機織り体験

・高機を織る体験

・錦織アクセサリー手作り体験

[MORE INFO]
https://www.facebook.com/amane.tatsumura


龍村光峯(たつむら こうほう) 

織物美術家
祖父初代龍村平蔵(号・光波)、父二代龍村平蔵(号・光翔)の後継者として錦の伝統織物を制作。

綜合的復元事業として古代裂の復原をはじめ錦の織物美術作品、緞帳、記念品などを制作。
一般財団法人日本伝統織物研究所前代表理事
http://www.jttf.or.jp

財団法人日本文化藝術財団より日本伝統文化振興賞受賞。財団法人全国税理士共栄会文化財団より、全税共地域文化賞受賞。
著書に「錦・光を織る」(小学館)、「錦とボロの話(増補版)」(学生社)、「KOHO作品集」(光琳社)

[MORE INFO]
http://www.koho-nishiki.com/history/


初代 龍村平蔵(たつむら へいぞう)(号・光波)1876(明治9)-1962(昭和37)

法隆寺や正倉院の古代裂や70数種にも及ぶ名物裂を復原。



二代 龍村平蔵(たつむら へいぞう)(謙、号・光翔、)

1905(明治38年)-1979(昭和54年)

東京大学文学部美学美術史学科卒。
「四騎獅子狩文錦」「花樹対鹿錦」の復原,

古代裂、名物裂など多くの復元裂を制作、研究。。

京都市立美術大学、京都工芸繊維大学講師など

ドキュメンタリー映画「幻の錦」
著書

「錦とボロの話」(学生社)

「織染の美」(毎日新聞社)

「古代裂名品集」(芸艸堂)

「名物裂類集」(京都書院)

「日本のきもの」(中公新書)

他多数


論文

「観当麻曼荼羅」(仏教美術45号)

「大谷探検隊将来の古代錦綾類」(西域文化研究題6)

「茶道と織物」(図説茶道大系)

他多数


〈沿革〉

1894年   初代龍村平蔵(号・光波)(周の曽祖父)織物業を創始。(明治27年)

1905年 龍村謙(二代龍村平蔵、号・光翔)(周の祖父)が初代平蔵の次男として

     生まれる。(明治38年)

1924年 東京帝室博物館の委嘱により正倉院御物の研究に着手。(大正13年)

1938年 龍村謙を所長として龍村織物美術研究所設立。

               謙がパリ万国博覧会、ベルリン世界手工業博覧会で大賞受賞。(昭和13年)

1946年 龍村光峯(本名・順/早稲田大学卒)が二代龍村平蔵の三男として生まれる。

1966年 謙が二代龍村平蔵を襲名。(昭和41年)

1971年 光峯が国際交流基金事業展示課に勤務。

1974年 龍村周(東京造形大学卒)が光峯の長男として生まれる。

1976年 株式会社龍村平蔵織物美術研究所を設立。光峯が代表取締役に就任。

1982年 社名を株式会社龍村光峯に改称。

1994年 日本伝統織物保存研究会を設立、光峯が理事長に就任。

2000年 光峯が財団法人日本文化藝術財団より、日本伝統文化振興賞受賞。

2002年 光峯が財団法人全国税理士共栄会文化財団より、全税共地域文化賞受賞。

2011年 一般財団法人日本伝統織物研究所設立、光峯が代表理事に就任。

2012年 株式会社龍村光峯代表取締役に周が就任。

2018年 京都市伝統産業「未来の名匠(西陣織)」の認定を周が受ける。

2019年 一般財団法人日本伝統織物研究所代表理事に周が就任。



〈錦織代表作品〉

三田会議所(大蔵省お買上)「和の集」

伊勢神宮式年遷宮記念「有職五十鈴川間道」

皇太子妃殿下ご婚礼支度品「雅の松」

東宮御所納入タペストリー「瀬戸のうちうみ」

新日鐵紀尾井ホール「天平の風韻」

東京池袋サンシャイン劇場、緞帳「透潮」・「サンシャイン」

佐賀市文化会館緞帳「多布施川の光と風」

東京都新宿区四谷区民センター緞帳「TAMAGAWAきらめき」

国立京都迎賓館主賓室「暈繝段文」

国立京都迎賓館貴賓室、会談室「水明の間」の襖裂制作及び刺繍など監修

国際交流基金関西国際センター、タペストリー「かわらけ宝鏡文」

株式会社秩父小野田、山手倶楽部タペストリー「フェニックス」「五行~木火土金水~」

熊本県山鹿市八千代座緞帳「山鹿八千代幻想」

九州大学医学部創立百周年、百年講堂緞帳「彩綴海松顕微の図」

新サンケイホールブリーゼ緞帳「晨光」

源氏物語千年紀記念「紫の追憶」

TAKEXエントランスホール「亀あそび」

城南宮、個人奉納品「三光旗」

水天宮 個人奉納品「水天光」

個人購入「ヴィエリチカの宝」

燕市産業史料館「スプーン展」出展作品「Designed leaf spoon」

他多数


〈錦織記念品代表作〉

朝日新聞社百周年記念品「王羊錦」

中国新聞社百周年記念品「天風翠松文錦袱紗」

裏千家御家元お好み裂「祥雲緞子」・「波上銀杏文緞子」

上田宗箇流御家元お好み裂「陰上田桐金襴」

広島市長外遊記念品「千羽鶴金襴」

東急文化村開設記念品「有職五ッ島間道」

国際交流基金記念品「春秋青海波」

ライオン株式会社記念品「獅子丸金襴」

秩父小野田株式会社記念品「梧桐鳳凰金襴」・「フェニックス緞子」

日本合成化学工業株式会社記念品「いつつ観世水」

太平洋セメント株式会社記念品「洋々錦」

トヨタ自動車ディーラー世界大会記念品「豊穣青海波」織額・テーブルセンター

製作

ヤマハ発動機株式会社創立五十周年記念品「赤蜻蛉文錦」

新サンケイホール記念品「光彩」

京都大学博士・修士卒業記念品学位ストール「美咲桜花文錦」

ヤマハ銀座店オープン記念品「八音文錦」

仁和寺と御室派のみほとけ展(東京国立博物館)ギャラリーグッズ「御衣黄文錦」


〈展覧会〉

1986 京都市六角会館にて「織る光へ 龍村光峯展」を開催

2000 フィンランド・ラハティ美術館

         第23回日本文化デザイン会議2000京都の関連イベントとして、京都文化博物館に於いて帰朝展を開催

2003 ポーランド・クラカウ市国立博物館所属日本美術センター

         ハンガリー・ブタペスト市国立応用美術館

2004 イタリア・ローマ日本文化会館

         フランス・パリ日本文化会館

2007 芦屋市立美術博物館にて「錦の美ー光峯の織物美術展」開催

    致道博物館にて「光峯の織物美術展ー錦の美ー」開催

    奈良国立博物館地下回廊にて「光峯の織物美術展ー錦の美ー」開催

2008 谷崎潤一郎記念館にて「織の芸術 光峯 錦の美展」開催

         フランス・ナンシー市にて「加賀友禅と京都の錦展」開催

2009 九州国立博物館にて「光の織物-光峯の織物美術-」を開催

2016 明治記念館にて「錦の美と光-光峯の織物美術展」開催。

2017 燕市産業史料館にて「龍村周織物展」を開催。