正倉院の紋様

新作錦織「天平の風韻 鹿」

新作といいますか、以前に大きい寸法で制作したものを使いやすく小さいサイズにしたものです。よこ30cmたて85cmほど。紋様は同じとはいえ全く新しく設計し直しですので、糸の仕様から何から難儀な織物でした笑

でも無事に思い通りのものができたと思います。

以下解説です。

「天平の風韻」

 本品は、正倉院北倉にある著名な一連の夾纈(きょうけち)及び纈(ろうけち)染の屏風を機上に写して、彩りを四季の音色に調えた作品である。

 原品は、黄橡(きつるばみ)に染められた地合に、ササン朝ペルシャ風の樹下動物文の系統を引く様々な図柄を版してあるが、その何処かしら柔らかく気品のある調子から、我国で製作され、いわゆるやまとぶりのルーツとなった作品であるとも考えられる。

 往時の積極的な国際交流による文化の受容の後、徐々に唐風から和風へと変様していく天平の時代のおおらかな風韻が偲ばれる。


錦の伝統織物光峯錦織工房

錦の伝統織物を制作する 光峯錦織工房(こうほうにしきおりこうぼう)です。 工房見学や機織り体験にぜひお越しください。現場そのままをご覧いただけます。 観光はもちろんVIPのおもてなし、企業研修、美術館関係者、茶道関係、修学旅行、大学ゼミ、こども自由研究など海外からのお客様、こどもからシニア層の方々まで多くの方々にお越しいただいております。 錦織作家 龍村周

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